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私が写真を撮る理由

原点・・・

私がカメラに興味を持ったのは、小学生の時に親が買ったコンパクトカメラで私が撮った写真を写真館のおじさんに、「ちゃんとピントが合っていてすごいねー」とほめられたことがきっかけだったと思います。

当時のカメラは、当然オートフォーカスなど無く、人ひとりのマークとグループのマーク・山のマークがあり、それを撮る被写体に合わせて、こまめに変えていたので、自分自身は当たり前と感じていましたがほめられるとうれしいものです^^

中学生になると、友達が一眼レフを持っていたこともあり、やっぱり一眼レフカメラが欲しくなり、高校入学をきっかけに、親にCanonA-1を買ってもらったのですが、その時も「カメラという機械の性能を100%出し切る能力がある自分」を目指していたと思います。

機は写真甲子園

一つの転機になったのは、仕事で東川町で行われている「写真甲子園」の取材をしたことです。全国各地から、高校生が集まり写真の腕を競うのですが、大会を終えてそれぞれのチームの写真と一緒に、自分が撮った風景写真を送ってやるともすごく喜んでくれました。そのあと具体的に誰に見せたいかを考えるようになり、そうすることで自分でもわかるくらいに、写真の作風がいい方向に変わりました。

私は絶景写真は目指しません。絶景写真は刺激だと考えています。刺激を受け続けるとやがて感覚は麻痺していきます。私が目指しているのは、見る人が癒されるような写真です。3年前にインスタグラムを始めて、コメントで「谷口さんの写真で癒られています」とか、「結局何気ない写真が一番飽きませんね」だとか言われると本当にうれしく思います。その言葉を励みに、私の写真で和んだり、安らいだり、ホンワカしてくれる人が一人でも増えるのであればそれが自己表現の追求につながると考えています。あなたに癒しの空間を・・・それが私が写真を撮る理由です( ^ω^)

2023年のFLASH FUJICA

不思議なもので、初めての一眼レフカメラCanonA-1は手放してしまいましたが、自分の原点というべき初めてのコンパクトカメラ「FLASH FUJICA」はまだ手元に残ってます。当然壊れているのですが、デジカメ登場時の画質至上主義のような時代を経て、現代の若者を中心にインスタントカメラや、古いフィルムカメラのような色調が好まれるような時代になってきています。

これを機会に、フラッシュフジを直してまた、フィルムを始めるのも面白いのかなと思います^^

この記事の著者

谷口 勝弘

1967年8月5日生まれ。北海道を中心に活動する写真家。小学生からカメラ愛が強く、今では多くの人々を魅了する風景写真へと昇華。特に和寒町の風景写真で知られ、その作品はふるさと納税の返礼品や士別市の道の駅での販売など、多方面で愛されている。彼の写真は「癒し」をテーマに、日常の風景を独自の視点で切り取る。

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